活字はこう読む? 雑・誌・洪・積・世

サブ・カルチャー好きの情報スクラップ。ささらほうさらと彼岸を往復。

 犬系(八犬伝他)

イヌくん、火葬。

先週の土曜に病死したオーディン。

今日、市内の市営葬祭場で火葬にした。

 実際は焼却処分と言うのが妥当なのだろう。

 人間の焼却炉の裏に小動物焼却炉がある。朝に予約を入れ、日に3組を受け付ける。15kg以下は5250円>15kg以上は7350円なり。今年度に2100円値上がりしたそうだ。昨年、グレ丸兄弟姉妹3頭を火葬した時は3150円だったような気がする。骨壺も購入。人間用の大きなもの=5000円なり。合計12350円がお葬式費用となった。

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 昨晩も帰宅が遅く、犬くんはゲージの中に安置(?)してあった。生き物飼いは長年の依存症だ。幾度も見送っている。いつも不思議に思うのだが、死んでしまうとまったく違う物質になる。早く処理しないと、微生物に分解され、どんどん違うもっと違う物質に変換していく。

 生前体重=26,5kg。生きている時は普通に抱きかかえられた。重いと思っても、重くはなく抱えることが出来た。しかし違う物体になっているとまったく重い!!。それに死後40時間程度経過しているので、死後硬直も解けていた。口から出血のような液体が出た。眠っている時に、体の内部で出血があり、それが直接死因になったのかもしれない。遺体の布団と毛布の下には小さい甲虫(オオヒラタシデムシ)が数匹いた。いったいワガヤはどんな田舎なのか?。さっさと焼却しないと、とんでもないことになると、火葬の合理性を感じたりする。

◆◆◆

 火葬場では、係員の人が慇懃丁寧に応対してくれ、実に頭の下がる思いだ。オーディンくんを炉に入れる時、線香を手向け最後の別れをする。それから1時間程度、葬祭場のロビーで待つ。その間に、焼却と骨のあら熱とり、骨を拾うように骨の並べ替えなどの作業。11時5分、係の人がロビーに迎えにきてくれた。残った骨灰の量で骨壺を選ぶ。Lサイズの人間と同じものに購入し、炉に行く。

 骨は頭蓋骨を東に、60cm×30cm程度の鉄の皿状のものに並べてある。人間の骨拾いと同様に一緒に箸を使って3片の骨を骨壺に入れた。本当に大量のホネ!。係の人も

「こんなにしっかりした大量の骨が残ったのは初めてです。」
「病気で死んだ動物のように思えません」

と、言ってくれた。しっかり健康管理して飼育していた。真っ白で肉厚の骨片の山を視ると、嬉しいような悲しいような不思議な気持ちになる。頭蓋骨や下あごの臼歯、犬歯は確認できなかった。係員さんは黙々を骨を容器に入れて行く。途中3度、骨壷に箸を入れ、隙間を作った。それでも容器は満タンになり、最後にまた自分で顎の骨を入れ、係員さんが最後に頭蓋骨を入れて蓋を置く。骨が大量で蓋が締まらない。

 ピカピカの白金襴の布容器に入れ、犬くんの火葬とお葬式は終了。

係員さんが、

「ちゃんと火葬してもらえる犬は幸せです」

と言ってくれた。焼却代を値上げしたら、依頼者が極端に減ったそうだ。以前は安すぎたように思う。死んだ動物をそのまま土壌に埋まるのは、あまり良いことでないように思う。

火と言う清めがあらゆる苦さを消し去っていく。

  悲しい

   悲しい

    悲しい

     ボロボロ泣く

泣いたって死んだものは帰らない

動物の世話にしたって、人との関わりにしたって、お別れする時に悔いの残らないように、精一杯しないと、苦い苦い、人生の苦しみに捕われるように思う。

真っ白な綺麗な骨は良い。

◆◆◆

 帰りに弟とお清めの昼食。富岡のだんだんと言う美味しいお蕎麦屋さんでランチを食べた。1600円なり。12時40分に骨壺とともに帰宅。泣けちゃうけれど、こうして書いておく。

相変わらずバカだね。

イヌくん、死す。

午前2時40分 オーディンの死亡確認。

◆◆◆

 今朝、犬舎を掃除。

 新聞を敷きかえ、新しい布団を新しいシーツ。
 ゆっくり歩くオーディンを家に入れる時に、お別れの挨拶をしたように思う。

また、逢おう

◆◆◆

 真夜中に帰宅。車を駐車場に入れていると、弟が「オークン、死んじゃった」と言う。

 帰路にいつも寄るセブンイレブンでオーディンの好きな餌を購入。この餌は食べないだろうと確信する気持ちがあった。結局、日常としてお土産に購入している。体はもう冷たくなっている。死んだのは昨日の日中から夕方にかけてかもしれない。奇妙に犬のことを考えていた時間がお別れの時間だったのか、、、。

 オーディンは布団の上を四肢を大きく伸ばし、眠っているように旅立っていた。

 先に死んだ先代のオーディンと父と母のいるあっちの家の犬になった。布団の上で死んでいるのが、とても素敵に思えた。苦しそうでもなく、吐瀉物もなく、鼻血も出ていない。昨日の散歩時に排便も済ませたし、今朝は排尿もした。玄関前までお散歩をして、ケージには歩いて入ったのだ。

病みだして10日。

十分な治療の手も尽くした。

もう、良いよ

って、言っているオーくんがいる。

◆◆◆

 カレは一度も手を噛んだことがない。

 イヌとして最高のパートナーだった。可愛く賢く誇り高いイヌ族。

 亡き両親と浜松のブリーダーさんの家に迎えに言った日のことを鮮明に覚えている。犬舎の中に可愛い子犬が6頭いた。すでに3頭は飼い主が決まっていた。先代のオーディンと似た子犬を家に連れて帰ることにした。帰路の車中、生後6週間の小さな子犬は赤ちゃん用の籠の中で寝ていた。

 ピクリとも動かないで眠っている子犬。奇妙に不安になった。この子犬は天寿をまっとうしないかもしれない。漠然と感じた。母の自宅介護を始めた年だった。母は車椅子、父は人工透析2年目、その後のとんでもない介護の日々。それさえ、懐かしい。

 子犬の頃、小さな問題もあったが元気に育った。

 夏の軽井沢のツルヤに連れていった日、家族そろった人生ってやつの、他愛ない幸せを噛み締めた。まるで昨日のような鮮明な記憶、、、、。あ〜、ワタシは様々な大切なものを失っている。

 1歳の健康診断で紫斑病の兆候を指摘。

 それでも6歳の鼻血大出血まで平穏に過ごしていた。よくよく指折り数えてみれば、10歳と2ヶ月だ。4月22日に10歳になっていた。先代は10歳と6ヶ月で病死、病名は癌。

オールドイングリッシュ シープドッグ >平均寿命9歳 最高寿命 16歳

もともと頑健で長寿な犬種だ。12〜3年生きて当たり前。

10日、、、28キロあった体重が25,5キロになった。旅立つのに少し身軽だ。

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また、逢おう

ワタシがそちらに行くのか、
カレが転生してまた我が家に現れるのか、
こんなことを何千回、何万回も繰り返しているのだろう、、、、ネ。

泣き虫のワタシはボロボロ泣きながら、書いている。バカだね。

イヌくん、闘病中なり。

イヌくんです!イヌくん@@。

まだ頑張って生きてます。

経過>先週の金曜から連続5日間、点滴と抗生物質注射の治療を受けた。今週の火曜の点滴時、前日にした点滴の注射痕から点滴液が漏れ出血。皮下組織が薄くなり、点滴を受け付けなくなった。内服液を貰って帰宅する。翌日、無理に薬を口に入れるが嫌がる。餌に薬を入れることにした。もう死ぬことが間近に迫っていることの実感…。水曜から、普段見せたことのない死んだような眠り方をするようになった。もう諦めた=そんな気持ちになっている自分がいる。

 鼻血の大出血から3年の歳月が経過している。この病気が発現すると半年生存率50%らしい。昨年夏の皮下出血からステロイドを断続的に使用して治療。晩夏から冬の間は小康を保っていた。だが病気の進行とはムゴいものだ。ステロイドの副作用で抵抗力が落ち、人間の風邪のような症状が出た。それを治ったら、今回の急激な体調悪化だ。十分にケアしていたつもりでも、もっと「あ〜したかった、こ〜したかった」との思いが過る。

◆◆◆

 イヌくんはヨロヨロ、ほとんど自力で立てない。ここ数日、朝の出勤時や帰宅時には起きている。介助して起こし、ごく近所に散歩もした。排便もしている(1週間なかった)。今朝は、犬舎の掃除でケージを開けたら自力で起き上がり外に出ると言う(アイコンタクト)。家の前の駐車場で犬舎の掃除が終わるまで待っていた。ほとんど食事はしない。水だけを飲んでいる。だが、まだ生きている。

 イヌは辛いとも言わない、シンドいとも言わない。黙々と飼い主といる。その心は愛しい。泣き虫のワタシはまた泣いている。だが、前ほど際限なく泣かない。それはこのイヌくんの健康管理はしっかりした自負があり、散歩も食事も自分なりに細心だった(と少しだけ思う)。だから泣かないようにしている。

◆◆◆

 イキモノには寿命と言うものがある。

 どんなに可愛いイヌでもネコでも、当たり前にヒトでも



 シニマス。

◆◆◆

 空しいとは思わない。

 虚しいとも思わない。

 生きている時間が愛しく、

 生きていた時間が愛しい。


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 今は仕事先。

 帰宅して、生きているか?死んでいるか?は判らない。
 たとえ死んでも、いつまでも生きていることをワタシは知っているのだ。
 だから、いつも、みんな、大丈夫!!。

 そんな風に思う、、、雨の6月。
 梅雨寒の夜だ。

いろいろな区切り

2009年7月24日の日記に

犬の病気についての記載があった。



現在2012年6月1日

 あれから3年の歳月が経過した。両親の介護に追われていたワタシは病気を体験。各種の不調と透析、足の部分壊死を治療していた父。その父は違う病気=悪性中皮腫で死んでだ。寄る辺ない境遇になった障害を持つ弟は鬱病に、、、、ワタシはHCV闘病中=無職の無収入だ。貯蓄を切り崩し、家にあるものを換金したりで糊口をしのぐ。父が死んだ後に元気だった父の親友が事故死し、父の最後に立ち会ってくれた父の従兄弟が死んだ。昨夏から自営業再開を目指すも、貧乏を加速しただけだ。

 ついには年金も払えず、融資の相談をすれば、生活保護を奨める福祉関係者と大喧嘩。今年の2月に至っては水道管が破裂し今も断水中。結局は老朽化と続く余震のせいなのか?父の書斎の床が落ちちまった、、、と怒濤のように「大変な毎日」ってやつが通り過ぎてる。合間に子猫が生まれて死んで、母猫が家出して、、、長く飼っていたオウムが死んだり、とまたも辛気くさくなった所に東日本大震災があり、インターフェロンの副作用でボロボロ。まったく枚挙のいとまのない不幸の連打。。。※ここらへんの詳細は過去ログに詳しいデス。


 その合間に犬の病気治療。

 悪化と小康が幾度となく繰り返された。

 どんなに大変なことがあっても、犬と毎日散歩すると言う日常がワタシの生活の軸となっていた。

 その犬が死を間近にしている。

◆◆◆◆

予兆は昨年7月上旬。

 梅雨明けの蒸し暑い日。犬をペット美容院に預けた。犬は一昨年、夏に鼻血を出し、定期的に薬を飲むようになっていた。だから犬が暑さにやられるのが心配だった。体毛を短く切ってもらい、綺麗に洗ってもらった犬を迎えにいった。背中にこぶが3カ所出来ている。翌日、かかりつけの獣医さんに連れて行くと「血小板数値が計測できないほと病気が進行している」と言われた。ステロイドの治療を開始した。3ヶ月毎日飲み、小康を得た。断続的にステロイドと抗生物質を服用。食欲は戻り、体重ももとに戻った。犬の平均寿命12歳まで持つか。。。と、、、淡く期待していた。

現状、犬はまた具合が悪い。

9歳と2ヶ月だと思う。違ったかな…。

歳月の勘定も曖昧になっているワタシだった。

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※これまでのあらすじ的補足

貧乏を加速させている自営業は前橋で開業した。
デザインと飲食と言う不思議な店だったりする。
借金の山を観て、
自棄になって占いでもしようかと思うことさえある。
ここらへんの総括をぼちぼち書いていこうかな…。

どなたさまもお目にとまりましたらよろしくお願いいたします。

今度は犬?/犬の皮膚炎が…。3

以前も書いたのですが、犬のことなど。
※以前の記事と一部内容が重複します。続きを読む

今日は立秋!残暑お見舞い申しあげます。3

オーディン/8

 フ〜、、、まったく毎日暑いです。。。

 我が家のケウケゲン、毛玉大将(汗)がトリマーさんのお世話になった。とっても可愛くなったので、大出費もいたしかたない。出費のせいで、すっかり涼しくなったのはお財布だった(涼)。

 下記、日常雑記やら、選挙の感想などなど。

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検索キーワードに答えて/オールドイングリッシュ・シープドッグ3

 最近、検索で、『オールドイングリッシュ・シープドッグの飼育法』のお客さまがいらっしゃる。続きを読む
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