先端研 アンガールズ出演 日本テレビ系 月曜深夜1;45〜
http://www.ntv.co.jp/sentanken/oa/index.html
邦画バブル 〜日本映画の真実
客員教授 塚本晋也(映画監督)
その衝撃の結末に日本中が震撼とした『らせん』。その大ヒットを発端として、『リング』はハリウッド・リメイク、ジャパニーズ・ホラーはハリウッドを席巻している。国内でのヒットも含め、多くのリメイク契約が成立し、日本映画は活況を呈している。日本の若き才能は世界標準のクリエーターとして認知されはじめたのだ。
かつて日本映画は斜陽産業の代表のように云われ、実力のある映画監督でさえ資金難、数年に1作撮れればラッキーと云う状態だった。今はなんと『邦画バブル』と呼ばれているらしい。その実体に迫る今週の先端研。映画の現場に聞く『邦画バブル』の真実は如何に?
■■■
ハリウッド標準に達した日本人■一瀬隆重監督/プロデューサー
「帝都大戦」の監督でもあるが、製作総指揮・プロデュサーとして多くの作品を世に出す(仄暗い水の底から/リング0 〜バースデイ〜/呪怨/呪怨2/らせんなど)。ホラーブームを定着させる為に、ホラー専門の新レーベル『J-HORROR THEATER」』を立ち上げた。現在は『呪怨2』のハリウッド・リメイクの制作打ち合わせで多忙な日々を送っている。彼が感じる『邦画バブル』とは?
「いろいろな話がきます。映画は配給で制作費の7倍の収益を上げているので、DVD販売やリメイクなどを含めた利益は天文学的なものになります。映画は儲けるビジネスと認知され、製作本数も増えています。お金を出したがっている人も増えています。」
最近は、一般の人も「映画ファンド」として映画に投資することができるのだ。一瀬さんは六本木ヒルズに日本でも居を構え、ハリウッドではプール付きの自宅を持つ。ここでは確かに『邦画バブル』と云えそう。
個人でもここまで出来る。■粟津順監督
彼は最先端の映像クリエーター。舞台は昭和100年。昭和の怪獣映画にインスパイァーされた『惑星大怪獣ネガトン』は2年4ヶ月の歳月をかけ一人作り上げた25分間のCG作品。その制作過程で多くの注目を浴び、個人のCG作品としては異例の劇場公開を果たす。上映会初日に集まった面々は怪獣をこよなく愛する?男っぽい雰囲気が充満。DVDの発売を記念していとうせいこう氏とのイベントも12/15に開催される。今後も彼のような個人クリエーターの活躍も予想される。
国際映画祭での日本映画とは?■客員教授/塚本晋也監督
1960年1月1日、東京・渋谷生まれ。89年「鉄男」で衝撃的デビューと同時に成功をおさめ、超加速的に映像と音で観客を圧迫する独自の世界を撮り続ける。M・スコセッシ、Q・タランティーノら海外映像作家も彼のファンと云う。スクラップを最大限に生かした『鉄男』は暴力的な力に溢れた作品だった。つねに問題作を作り続ける塚本晋也監督は2002年ベネチア映画祭では『六月の蛇』を出品。見事、斬新的・未来的な作品を対象とした新設のコントロコレンテ部門で審査員特別大賞に輝く。彼の感じた外国での反応は?
「『六月の蛇』はエロスの濃い作品なので上演前は観客の反応が心配でドキドキでした。上演後はわ〜!と拍手が起こりもうビックリ。自分や北野武監督の登場により、日本映画の認知度は高く、好意的。金獅子賞の審査員を勤めたが、宮崎駿監督がこれまでの業績を讃えられ特別功労賞を受賞した。海外での日本映画の評価は高いと実感する。」
塚本晋也監督が感じる『邦画バブル』の実感は?続きを読む
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邦画バブル 〜日本映画の真実
客員教授 塚本晋也(映画監督)
その衝撃の結末に日本中が震撼とした『らせん』。その大ヒットを発端として、『リング』はハリウッド・リメイク、ジャパニーズ・ホラーはハリウッドを席巻している。国内でのヒットも含め、多くのリメイク契約が成立し、日本映画は活況を呈している。日本の若き才能は世界標準のクリエーターとして認知されはじめたのだ。
かつて日本映画は斜陽産業の代表のように云われ、実力のある映画監督でさえ資金難、数年に1作撮れればラッキーと云う状態だった。今はなんと『邦画バブル』と呼ばれているらしい。その実体に迫る今週の先端研。映画の現場に聞く『邦画バブル』の真実は如何に?
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ハリウッド標準に達した日本人■一瀬隆重監督/プロデューサー
「帝都大戦」の監督でもあるが、製作総指揮・プロデュサーとして多くの作品を世に出す(仄暗い水の底から/リング0 〜バースデイ〜/呪怨/呪怨2/らせんなど)。ホラーブームを定着させる為に、ホラー専門の新レーベル『J-HORROR THEATER」』を立ち上げた。現在は『呪怨2』のハリウッド・リメイクの制作打ち合わせで多忙な日々を送っている。彼が感じる『邦画バブル』とは?
「いろいろな話がきます。映画は配給で制作費の7倍の収益を上げているので、DVD販売やリメイクなどを含めた利益は天文学的なものになります。映画は儲けるビジネスと認知され、製作本数も増えています。お金を出したがっている人も増えています。」
最近は、一般の人も「映画ファンド」として映画に投資することができるのだ。一瀬さんは六本木ヒルズに日本でも居を構え、ハリウッドではプール付きの自宅を持つ。ここでは確かに『邦画バブル』と云えそう。
個人でもここまで出来る。■粟津順監督
彼は最先端の映像クリエーター。舞台は昭和100年。昭和の怪獣映画にインスパイァーされた『惑星大怪獣ネガトン』は2年4ヶ月の歳月をかけ一人作り上げた25分間のCG作品。その制作過程で多くの注目を浴び、個人のCG作品としては異例の劇場公開を果たす。上映会初日に集まった面々は怪獣をこよなく愛する?男っぽい雰囲気が充満。DVDの発売を記念していとうせいこう氏とのイベントも12/15に開催される。今後も彼のような個人クリエーターの活躍も予想される。
国際映画祭での日本映画とは?■客員教授/塚本晋也監督
1960年1月1日、東京・渋谷生まれ。89年「鉄男」で衝撃的デビューと同時に成功をおさめ、超加速的に映像と音で観客を圧迫する独自の世界を撮り続ける。M・スコセッシ、Q・タランティーノら海外映像作家も彼のファンと云う。スクラップを最大限に生かした『鉄男』は暴力的な力に溢れた作品だった。つねに問題作を作り続ける塚本晋也監督は2002年ベネチア映画祭では『六月の蛇』を出品。見事、斬新的・未来的な作品を対象とした新設のコントロコレンテ部門で審査員特別大賞に輝く。彼の感じた外国での反応は?
「『六月の蛇』はエロスの濃い作品なので上演前は観客の反応が心配でドキドキでした。上演後はわ〜!と拍手が起こりもうビックリ。自分や北野武監督の登場により、日本映画の認知度は高く、好意的。金獅子賞の審査員を勤めたが、宮崎駿監督がこれまでの業績を讃えられ特別功労賞を受賞した。海外での日本映画の評価は高いと実感する。」
塚本晋也監督が感じる『邦画バブル』の実感は?続きを読む