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サブ・カルチャー好きの情報スクラップ。ささらほうさらと彼岸を往復。

June 2006

妖怪祭だ!ワッショイ!ショイ!?/『妖怪大戦争』神木主演4

妖怪表紙



















●妖怪大戦争●
●原案;水木しげる/荒俣宏/京極夏彦/宮部みゆき
●脚本;三池崇史/沢村光彦/板倉剛彦
●監督;三池崇史
●出演;神木隆之介/豊川悦司/菅原文太/近藤正臣
●2005年日本映画/2時間4分

DVDプレーヤーを新調(¥4600>ヤフオク)したので、ついついレンタル店で何やら借りてしまう。ここ一週間は『宮廷女官チャングムの誓い/大長今』を見ているので、ブログ更新がおろそかになってしまった(大汗;。

『妖怪大戦争』は同名の『妖怪大戦争/大映バージョン』を見たことがあったので、レンタルDVDにて鑑賞。前の『妖怪大戦争』もとんでもない怪作?だったが、今回の『妖怪大戦争』もトンデモなく超怪作だった(笑)。

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妖怪/4

●Amazonによるストーリー紹介

10歳の少年タダシは、神社のお祭りで世界に平和をもたらすといわれる伝説的存在=“麒麟送子”に選ばれ、日本妖怪たちと力を合わせ、世界を滅亡させようとする魔人・加藤保憲の悪霊軍団に立ち向かっていく子供時代にしかできないひと夏の冒険 ―ワクワクドキドキ、アクションあり、笑いあり、そして涙あり感動あり、まさしく痛快無比の大冒険ファンタジー!
主演に今をときめく天才少年・神木隆之介を迎え、宮迫博之、菅原文太、豊川悦司、栗山千明、岡村隆史(ナインティンナイン)、阿部サダヲら豪華競演陣による2005年、夏の大ヒット作!
三池崇史監督、水木しげる、京極夏彦らによるプロデュースチーム「怪」が手掛けた冒険物語。神木隆之介演じるいじめられっ子の少年がひょんなことから正義の味方となり、日本の妖怪たちと力を合わせ悪霊軍団に立ち向かう。

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冒頭に往年の角川映画を彷佛させる平等院の鳳凰マークが、どっど〜〜ん!と画面に広がる。角川歴彦さんが本作を製作するのに巨額の資金を投入したとか!?出演者も豪華絢爛!ましてや原案に名前を列ねているのは、日本を代表する妖怪的?作家の面々(宮部先生スミマセン)。水木先生は『墓場(ゲゲゲ)の鬼太郎』で日本の妖怪道を確立した妖怪界の大恩人、荒俣先生は今回の妖怪大戦争の悪役に、『帝都物語』の魔人加藤保憲を召還した(笑)。

昨年の夏休み子供向け映画の大ヒット作とのことだが、大ヒットした?んだ〜…、と悩んでしまったのだが、立派な先生方や、日本を代表する名優、吉本の芸人さんたちが、しっかり童心に戻って、盆踊りを踊っているような映画だった。『死霊の盆踊り』なんて伝説のB級?ホラーがあったが、本作は『妖怪大戦争』ではなく、『踊る妖怪大集合!』または『妖怪の盆踊り』なのだ(笑)。

妖怪/2

Amazonの一般レビューはホント!に賛否両論。楽しめた人と、目が点になった人とはっきり分かれていた。映画を批評する時に、脚本や演出、演技など、きちんと評価するレビュー者には、本作はどうしようもない愚作に見えるかもしれないし、オトナになってもチョコエッグの大人買いをして、小さなミニチュアをたくさんコレクションしているような子供な心を忘れない(微笑)アナタ!やワタシ?には、妖怪のコレクションを巨額の制作費で作ってくれたことだけで、拝みたくなってしまうような作品なのだ。

阿部サダヲさんはホントの河童のようだったし、雨上がり決死隊の螢原ちゃんは、本物の豆腐小僧のようだった。特筆すべきは川姫の清潔なお色気!小学生向きの萌!?なアイドル誕生って感じ(笑)。人間側では、極道からトラック野郎、強面が似合う菅原文太親分が、ボケ老人をコミカルに演じている。『柔道一直線』で足でピアノを弾いていた近藤正臣さんは、全身真っ赤なショウジョウを演じている。メイクが皆?凄いので、誰が誰だか分からないのだが(笑)、忌野キヨシロウさんや、原案の荒俣宏さん、京極夏彦さんetc.が妖怪の役で出演している。御本人探しも『妖怪大戦争』の大きな愉しみになっている。

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妖怪/1

妖怪とはなんぞや?と定義する時に、日本独特の「新しいもの好き」と言う国民意識が明らかになる。平安の頃から人気のある百鬼夜行図に描かれる妖怪は、ほとんど器物の霊だ。古い道具類が妖怪に変じ、粗末にした人間を脅かす。代表的なものは、やぶれ傘、やぶれ提灯など。お椀だって、楽器だって、古くなると霊が宿り、さまざまな怪異を起こす(らしい)。次ぎに妖怪になるのは、古い木や植物、猫や狸、狐などの動物たちが妖怪になる。猫が長生きするとしっぽの先っぽが2つに分かれ、妖怪猫またになり、2本足で立って、人語を話す。

この『妖怪大戦争』でも、日本の妖怪学のスタンドードをきちんと守り、粗末にされた機械の霊が恨みとなって、妖怪化する構造になっている。その妖怪化を手助けするのは魔人加藤なのだが、加藤の企みがどんなヴィッジョンなのか?今一分かり辛いのが、脚本の弱さを感じて、残念だった。

しかし、そんな脚本やプロット、演出などは、本作ではど〜でも良いことで、妖怪が日本中から集まる、妖怪の大軍がうじゃうじゃしたシーンを撮りたかっただけなんだろうな〜と思ったりする。

麒麟送子と言う、ヒーローを演じる神木隆之介くんが際立って良い味を出しているし、文太兄貴のじいちゃんも楽しい!気楽に楽しめるお子さま映画の快作=怪作!?だと思うのだった。

レンタルして家族で見るのが大正解の楽しい映画です(笑)。

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螢の季節到来!/幻の螢の秘境のこと3

私の地元は、田舎なので、螢まつりなんてものがある。

軽井沢下の峠で繁殖環境の整備をしている。何年か前に見に行ったのだが、あまり飛んでいなかった。それでも螢など見たことのない小さなお子さんたちは、嬉しそうにしていた。

新潟大震災の被災地に父の知人が住んでいる。大きな神社があり、もう故人になった地元有名政治家が信奉していたこともあり、そこの大祭は大変なにぎわいになる。

そこの町は螢の繁殖地として有名で、螢まつりが開かれる。市内の近くの田園でも螢がたくさん飛んでいる。日本一美味しいと言われる米の産地で有名な地区なのだが、螢のために農薬の散布はしていないとのこと。

もう10年近く前のことになる。その地元の人しか知らない螢の群生地を訪ねたことがある。神社から東北方向に、山の中を数キロ入った場所で、人里離れているのだが、ちゃんとした舗装道路が近くを通っている。小さな沼があり、沼のほとりには焼失してしまった古い神社の残骸が横たわり、そのそばには、何年も人の住んでいない廃屋がある。道路から50mほど細い道を行き、神社跡に行くと、そこは夢のような螢の群生地だった。数億?無数の螢が満天の星のように光っている。口をあければ、螢が飛び込みそうになるほどだ。服にもたくさんとまり、車にも無数に螢がとまっている。螢が光りで何か話しているように、息をするように、またたいている。

そこの沼は竜神沼と呼ばれている。片目の魚が捕れると言われ、そこの魚を捕ることは不吉とされており、地元の人は呪われると言い、竜神沼には近寄らない。案内してくれた人から聞いた話だ。残念なことに上流にゴルフ場が出来、農薬が下流を汚染。螢は年々減少しているとのこと。あの竜神沼は今はどんな状態なのか…。

震災のあと、一度も訪れていない。

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IKEA船橋に行った。4

IKEA船橋店に行った。

店内は!Fと2Fの2フロアで、2F〜4Fは駐車場になっている。駅からも歩ける距離なので、車のない人にも便利な立地。目的は新しいお店に飾る額やファブリックの購入。感想は安いので、ビックリ!!純粋なファブリック系=繊維系のものはチープな感じがしたが、組み立て家具系はさすがに歴史のあるIKEA、安価で良いものが揃っている。2Fはティスト別に寝室のモデルルームがたくさん並んでおり、これからマンションなどで一人暮らしをする大学生やOLさんなど、必見な雰囲気だった。キッチンの提案ブースもおしゃれなシステムキッチンが並んでいる。これも意外に安い。

観ていて楽しいのは子供部屋の提案!可愛い=下妻系(笑)もの、ロックなもの、ホラーなもの?など、外国映画に出てくる可愛い子供部屋が、お手軽にマンションの一室にできる家具や小物、ファブリック、ぬいぐるみなどの品揃えは、子供さんが幼稚園くらいの若いお母さんにはヨダレ?モノ!!手足のないドラゴンのぬいぐるみ、口がチャックになっている帰るの枕な感じのかえる、コウモリ、ねずみetc.と外国な雰囲気のぬいぐるみはファニーで少しホラー(汗;。

もともとスウェーデンの会社で、最初に日本に紹介された時は、シンプルな白木の家具や、ビビットな色彩の家具小物で人気があったが、今回の品揃えはさまざまな趣味の人に対応しており、おしゃれなニトリって感じだった。2Fにビュフェ形式のレストランがあり、赤すぐりのジャム付きのミートボールが名物らしい。ミートローフやサーモンなども美味しいので、食堂は大混雑している。外国風ご飯が苦手な人向きに牛丼やカレーがあるのが、ミスマッチで少し笑えた。

遠くて、連れて行ってくださった仕事先の社長さんはお疲れさまだったのだが、また機会があったらお買い物に行きたいと思ったのだった。ちなみに自分の部屋用に、レースの大判カーテン¥1900やアロマポット用のキャンドル、延長コードなどを購入。激安だったです(笑)。

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バルト=ヒゲ?らしい/『バルトの楽園』松平健主演4

バルト/1

●バルトの楽園
●監督:出目昌伸
●主演:松平健/高島礼子/阿部寛/市原悦子/泉谷しげる

父が観たいと言わなければ、ちょっとセレクトしなかった映画『バルトの楽園』。楽園=らくえんと書いて「がくえん」と読みます。月曜の最初の上映。意外と盛況、年輩の御夫妻で上半分の座席は8割以上埋まっていた

●あらすじ

第一次世界大戦の戦火は、遠く中国のドイツ租界青島にも及んだ。日本軍は数万の大軍で、塹壕に立てこもりドイツ軍を急襲。相対するドイツ軍は数千の兵士しかいない。その兵士の中に、日本に残した娘の写真を握りしめている兵士がいた。日本軍の命知らずの猛攻にドイツ軍は降伏する。そして生き残った4700人は、日本各地十数ケ所の捕虜収容所に送られたのだった。最初に送られた久留米の捕虜収容所は、捕虜の人権を無視した極悪な場所。寝ているとネズミに足を噛まれ、南京虫に苛まれる。久留米の捕虜たちが、徳島県現在の鳴門市の板東俘虜収容所に送られることになる。桜の満開の小道を歩く、ドイツ人捕虜はこれから始まる生活に不安を抱えていた。しかし、彼等を出迎えたのは、明るい楽器の演奏だった。
この板東俘虜収容所は会津藩出身の松江豊寿が所長を務めていた。彼は会津藩玉砕の悲劇を身体に刻んでおり、捕虜のドイツ人と薩長の官軍に幕府軍として闘い、死んでいった会津藩の人々を重ねていたのだった。彼は、ドイツ人捕虜に人間らしい生活を保証し、彼等の優れた文化・技術を地元の徳島の人に伝えようと、文化交流を計る。そんな松江所長の先進的な考えは、軍の上層部に強い批判を受ける。しかし彼の信念は最後まで変わらなかった。二年数カ月経ち、ドイツ帝国は降伏し、捕虜たちも国に帰る時がくる。ドイツの人々は、徳島の人たちとのお別れに、ベートベンの交響楽を演奏するのだった。これが、日本で演奏された最初の『交響曲第九番 歓喜の歌』になる。

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バルト/3

主演の松平健さんは、やはり暴れん坊将軍(笑)で、品は良く、優しく、正義の味方だった!!

文化庁の名前がエンドロールに出て、鳴門市の皆さんの全面協力で作られたこの映画は、日本のドイツ年(昨年度)に相応しい重厚で良心的な映画に仕上がっていた。青島の日本とドイツ軍の攻防は大画面の迫力で見るのに相応しい出来具合い。日本の兵隊さんは、関ヶ原状態の無防備な突撃で、近代戦以前の戦争の悲惨さも感じる。あれでは、大量に戦死するのに決まっている(泣)。突撃で死ぬ勇者も悲惨な戦争の犠牲者だ。そして、生き残っても捕虜になる屈辱…が待っている。そんな暗い戦争の中で、小さい電灯のように輝いた捕虜収容所の実話が『バルトの楽園』だ。

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物語は実話に基づいているので、事実を淡々と伝えるような語り口になっている。物語は、母を故郷に残したドイツ少年兵の目線で進行する。凄惨な青島陥落、そして非人道的な捕虜の扱い…。一人の傑物が産んだ奇跡のような捕虜収容所の生活を映画はリアルに活写している。

パンを焼き、ビールを楽しみ、喧嘩もせず、クラシック音楽の素養のあるドイツ兵の皆さん!!そこがまた奇跡を呼んだのだと思った。日本人を1000人集めても、雅楽や能の公演は出来ないように思う。ドイツ捕虜が、地元の中学生に器械体操を教え、ヴィオリンを教え、植物学を教える。こんな素晴らしい人たちを無慈悲に戦争に駆り立て、人殺しにしてしまう戦争の愚かさ…、とは何なのだろう。そしてドイツ帝国の崩壊後、またドイツはヒットラーを産み、第二次世界大戦へと向かう。この物語から、たった20数年しか、経っていない。そして、今度は日本とドイツは英米と闘うことになる。

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昨年の話題作『サユリ』で天才子役ぶりを見せた大後寿々花さんが、闘うことが出来ず戦死してしまったドイツ人貿易商の娘役で出演している。父を探す混血の彼女を、松江所長の家族は娘同然に迎える。彼女の存在や、脱走したパン職人の怪我の治療をする農家の寡婦、少年兵に折鶴を教えた藍染め屋の娘、ドイツ捕虜の人々と日本女性の交流は、男ばかりの殺風景な映画の中で、心温まるエピソードとなっている。全体に感じるのは、大正始めの日本の農村部の貧しさと、収容所の中でビール、パン、ハム、ソーセージの食事をする捕虜たちの文化的生活の対比も興味深かった。

学校の生徒さんや、エライ日本人を観たい時にお薦めの映画です。

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バルト/2

冷やし中華の季節、始まる4

冷やし中華

冷やし中華好きですか?

一時、冷やし中華フェチ(爆)だった。熱い夏は、屋外でぼたぼたに汗をかいて、冷房に効いた食堂に飛び込み、冷やし中華を頼む。美味しい冷やし中華が出れば、ホントに幸せな昼食になるのだが、あまり美味しい冷やし中華に当った試しがない。サクランボが乗っているのは、あの缶詰めさくらんぼの曖昧な甘さは、醤油&酢のたれに合わないように思う。缶詰めのみかんも同様だ(個人的な嗜好デス)。一番合うのは薄切りの西瓜!?夏の雰囲気が一層加わるのだ〜。

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大昔、作家の筒井康隆さんやジャズピアニストの山下洋輔さんなどが発起人となり、『全日本冷やし中華連盟』と言う団体があった。大人?になったら、絶対に参加しようと堅く心に誓っていたのだが、今はどんな活動をしているのだろうか?胡瓜の切り方、具の種類、なるとの有無、ハムの細切りか、チャーシューの細切りが良いか?海老は寿司海老のように開きをのせるか?ボイルした小海老の甘さを好むか?そこも問題だ。『全日本冷やし中華連盟』はナルトの有無で大激論になったことを記憶している。私はナルトを載せた冷し中華にはみかんの缶詰めが合うように思う。みかんとすりごま、細切りの海苔がナルトとはベストマッチ!!

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今日、父が『バルトの楽園』を観たいと言うので、午前中に高崎109シネマズに出かけ、帰りにまた父のリクエストで高崎問屋町のラーメン屋さんに寄った。ここの冷やし中華が今季食べた冷やし中華の中では、ベスト1!の味。錦糸卵の甘味と丁寧に切った胡瓜の食感、海苔とすりごまをたっぷりトッピングした見た目は。真っ黒(笑)で、謎の冷やし中華だったが、味も量も男性客を意識した本格派だった。チャーシュープラスで頼むとさらに美味!!今度はデジカメを持って、是非あの迫力ある冷やし中華を記録したい(笑)。

冷やし中華好きの群馬の人!高崎のお寄りの際は、新幹線のガード下&パチンコ屋裏を手がかりにこのお店を見つけてください。ラーメンどんぶりの底の見えない真っ黒なスープ、昭和な味を楽しめます。

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サッカーは格闘技だ!!/『少林サッカー』チャウ・シンチー主演5

少林表紙L

●少林サッカー●
●監督:チャウ・シンチー
●出演:チャウ・シンチー, ヴィッキー・チャオ, その他

●レビュー/Amazon.co.jp
かつて八百長試合に手を出したことから選手生命を断たれた中年男ファンは、少林寺拳法を世に広めたいと願う若者シン(チャウ・シンチー)と出会い、彼ら少林寺拳法の達人を集めてサッカー・チームを結成し、全国大会を勝ち進んでいくが…。香港映画界の快(怪?)男児チャウ・シンチー監督・主演による奇想天外極まるスポーツ・アクション大作。チーム結成まではややもたつくが、サッカー試合が始まってからのCGと拳法を巧みに組み合わせたキテレツなアクション・シーンの数々には抱腹絶倒しつつも,いつしかそのダイナミズムゆえに熱血&興奮&感動してしまう。大陸のアイドル、ヴィッキー・チャオをブス・メイクのヒロインに仕立ててしまうあたりもシンチー映画らしい(!?)が、その彼女が太極拳の達人で少林寺の危機を救うというしなやかさも理にかなっている。ブルース・リーへのオマージュの数々も、ファンにはたまらないものがあった。(的田也寸志)

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サッカーW杯もこれからが本番。いよいよ世界の強剛が四年に一度の栄冠を目指し、死闘を繰り広げている。残念ながら、日本チームは順当(泣)に敗退してしまった…。この結果は、大会前に予想できたことなので、ショックだと言うこともないが、脱力感があるのは『愛国心』ってものなのだろうか…。日本の端っこの田舎のなんてことのない一般人な私でも、日本中の人と一緒に応援できる。そんな一体感を味わえる機会はそう何度もない。今年は幸い冬季オリンピック、WBC野球、そしてサッカーW杯と国際的なイベントが目白押しだったが、サッカーでお祭りが終わった雰囲気なんだな〜。。。

  ♪祭りの後の寂しさは〜 (中略)
  もう帰ろうぉ〜もう帰ってしまおうぉ〜
  寝静まった街を後にぃ♪(吉田拓郎:作詞)

なんて、とんでもなく古いフォークソングを思い出してしまう…ような雰囲気で鬱に入ってしまったりする。

これではいけない!!こんな時には『おバカ映画』が一番!!
と本棚から『少林サッカー』のDVDをひっぱり出し、鑑賞!!すべし!!


少林ポスター
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先日、中国の重慶地区の寺院の僧侶たちが、サッカーチームを作っているのが、夕方のニュースで紹介された。黄色の法衣で、まさしく少林サッカーな雰囲気。

サッカー好きの人にしたら、噴飯もののどんでもないギャグ映画だと思う。本作は四年前の日韓合同開催W杯に合わせて公開されたもの。高崎109シネマズでひとりで鑑賞した時には、アキバ系風のお兄さんたちしかいない寂しい館内だったが、意外と?大ヒットらしく(汗;、アマゾンの一般レビューには100件以上の感想が掲載されていた。それだけ皆何か書きたくなるものがあったのだと思う。

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今回のW杯の結果=日本チームの予選敗退の原因は、欧州組と日本組とのチームワークづくりの難しさ、そして、体力差、特に試合中の当り負けが目についた…。

サッカーは芝の上の格闘技!

フットボール系は皆、肉弾相打つ男のスポーツなのだと思う。身長差、体重差、試合中、容赦なく、体当たりをし、反則覚悟で足を狙うディフェンス!?何度、日本選手がグランドに倒れているのを目にしたことか…。その意味では、この映画は奇妙なリアリティがある。最初の練習試合で、反則の連続で皆、ボロボロになる。そして少林寺僧だった誇りと技を思い出す重要なシーンになるのだが、今回の日本の敗退にこのシーンを思い出してしまった。

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今度は、ジェフ千葉のオシム監督が日本チームを率いると言う。彼がどんな名将・知将であっても、また外国人監督に日本チームを任せるのか…と川淵会長の外人好きに私はすご〜く疑問を感じる。放任主義のシーコ監督の次ぎは、厳しい指導のオシム監督の起用、また彼は高齢で次ぎのW杯には69才になっている。

「日本人だけでダメですか?」

少林僧の誇りを、日本人の誇りに置き換え『少林サッカー』を見ると、少し複雑な気持ちになるのを否めない。闘う気迫では、はるかに日本チームを凌駕する韓国チームも予選リーグ敗退となった。次回のW杯ではオーストラリアがアジア枠に移動、参加チーム枠も減らされる予定。余程本気の立て直しをしないことには、またドォーハの悲劇を見ることになりかねない。

日本(サッカー)の誇りの回復は日本人指導者の育成が急務なのではないだろうか?
国力がスポーツに出るのなら、日本はなんだかヤバい(泣)。

少林表紙S 



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